不動産の広告は「不動産の表示に関する公正競争規約」に沿って作ります。その第18条に特定用語の使用基準があり、次の6種類の言葉は、原則として使えません。うたい文句が事実かどうかを買い手が確かめられないからです。
| 種類 | 例 | 言い換えの方向 |
|---|---|---|
| 完全・断定 | 完全、完璧、絶対、万全 | 事実を数字で書く |
| 優位性 | 日本一、業界一、抜群、当社だけ、他に類を見ない | 比較をやめて特徴を書く |
| 選別 | 特選、厳選 | 選んだ基準を書く |
| 最上級 | 最高、最高級、極上、特級 | 設備名・仕様名で書く |
| 安さ | 格安、激安、破格、掘り出し、土地値 | 価格をそのまま書く |
| 売行き | 完売、完売御礼 | 残戸数を書く |
共通するのは、「すごい」と言わずに「事実」を書くという一点です。「最高級の設備」ではなく「ディスポーザー・食洗機付き」。「格安」ではなく「3,480万円」。事実のほうが、読む人にとっても具体的で強くなります。
次の言葉は、それ自体が禁止されているわけではありません。ただし条件を満たすか、根拠を添えないと指摘されやすい表現です。
| 表現 | 気をつけること |
|---|---|
| 新築 | 建築後1年未満で、かつ誰も住んでいないもの。どちらか欠けたら使えません |
| リフォーム済・リノベーション済 | いつ、どこを直したかを書く |
| 徒歩◯分 | 道路に沿って測った距離で、80mを1分として計算し、端数は切り上げます。直線距離は使えません |
| 閑静・日当たり良好・眺望良好 | 主観です。方角・階数・前面道路など、事実に置き換えられないか考えます |
| 即入居可 | 本当にすぐ引き渡せるか。現況と残置物もあわせて確認します |